松川渓谷の中ほどにある一軒宿の松川渓谷温泉。歴史は古く、信玄の隠し湯の一つとして知られ、江戸時代には多くの湯治客で賑わいをみせ、いつしか繁栄は影をひそめ、その存在を知る人も少ない幻の湯となった。昭和42年(1967年)信玄説を辿って再発見した。男女別の岩づくりの内風呂と松川沿いの大きな混浴露天風呂がある。渓流のせせらぎと周りの木々が心地よく長時間入っていられる。湯は無色透明で、露天風呂は少し温めでいつまでも浸かっていられる。温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム塩化物・硫酸塩泉。温泉の効能は神経痛・リュウマチ・胃腸病・皮膚病・婦人病、動脈硬化症・筋肉関節痛・運動障害、アトピー性皮膚炎など。
【開湯日】
昭和42年(1967年)
【温泉の泉質】
カルシウム・ナトリウム塩化物・硫酸塩泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
65度~74度 7.7の弱アルカリ性
松川渓谷温泉 アクセス
⚫️長野電鉄➡長野線➡須坂駅➡タクシー➡約35分➡松川渓谷温泉
⚫️上信越道➡須坂長野東IC➡車➡約40分 ➡松川渓谷温泉
⚫️東京➡関越道 ➡藤岡JCT ➡上信越道➡ 須坂長野IC➡R406➡松川渓谷温泉
⚫️東京➡中央道➡岡谷JCT ➡長野道➡上信越道➡須坂長野東IC ➡ R406-➡松川渓谷温泉
⚫️名古屋➡東名高➡ 小牧JCT ➡中央道➡ 岡谷JCT➡長野道➡上信越道➡須坂長野東IC➡ R406➡松川渓谷温泉
⚫️東京➡長野新幹線➡長野駅➡長野電鉄線➡ 須坂駅➡タクシー約30分➡松川渓谷温泉
松川渓谷温泉 近くの観光スポット【毛無峠】
群馬と長野の県境にある峠が毛無峠。草は生えているが、樹木が存在しない。文字通り毛無のとおり、辺りには木々が少なく、地面がむき出しの荒涼としている所もある。しかしこれは明治時代までは原生林が茂っていたが、大正5年(1916年)から小串硫黄鉱山で硫黄採掘が始まり、硫黄精錬の燃料に樹木を伐採したことで、精錬時に発生する亜硫酸ガスが直接吹き付けられて樹木が枯れてしまい、附近一帯が裸山になってしまった。かつては標高1,800mのこの山に2,000人以上の人が暮らしていたそう。