白壁の美しい蔵の町として知られる須坂市の郊外に湧く須坂温泉。同温泉の歴史は古く、温湯が沸き出し、村人はこれを音羽の湯と呼んで親しんでいた。江戸時代になった安政5年(1858年)頃に、須坂藩に随行していた漢方の御典医藤田春嶺が、かつて上杉謙信が川中島合戦の折、将兵の傷を癒した湯に着目し、夕陽楼と云う湯屋を始めた。この温泉はあせも、かぶれ、吹き出物、火やけどなどに著しい効能があったうえ、針術も施したので村人で大いに賑わったという。しかし明治38年(1905年)に廃業したと伝えられ、昭和35年(1960年)に新たに掘削に成功し今日に至っている。温泉の泉質は弱アルカリ性単純泉。温泉の効能は慢性関節リウマチ・慢性筋肉リウマチ・神経痛・外傷性障害の後治療・火傷・あせも・疲労回復など。
【開湯日】
安政5年(1858年)頃
【温泉の泉質】
弱アルカリ性単純泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
25.5度 8.23の弱アルカリ性
須坂温泉 アクセス
⚫️JR長野新幹線or中央本線長野駅➡長野電鉄➡須坂・中野湯田中行き➡須坂駅下車➡バス➡山田温泉行き➡須坂温泉入口下車➡徒歩約10分➡須坂温泉
⚫️関越道➡藤岡JCT➡上信越道➡須坂長野東I.C➡車➡約20分
⚫️中央道➡岡谷JCT➡長野道➡更埴JCT➡上信越道➡須坂長野東IC➡須坂長野東IC➡車➡約20分➡須坂温泉
須坂温泉 近くの観光スポット【須坂市動物園】
須坂市動物園は、さくら名所100選・日本の名松100選に選ばれた、臥竜公園内にある動物園で昭和37年に開園。約50種・260点の飼育している動物を、間近で見ることができるほか、ウサギ、モルモットとの小動物のふれあいを毎日開催。また人気のD51蒸気機関車で運転席も見学ができる。冬のイベントはカピバラ温泉は特に人気。園内の様子をSNS積極的に発信している。