美ヶ原温泉の歴史は古く、遠く奈良時代初めにまで遡る。時の天武天皇が束間の温湯に行幸せんと、三野王に信濃の国の地形図を献上させた旨が日本書紀に記されているが、この束間の温湯こそが、今の美ヶ原温泉なのです。安土桃山から江戸時代には、松本を治めた歴代城主の保養地として経営される中、堀田氏が城主となった寛永、正保の頃に入浴施設として山辺茶屋がつくられた。この山辺茶屋はその後、増改築を重ね、訪れる多くの湯治客のために宿も増え、明治になって、山辺温泉と改めました。昭和30年代には現在の美ヶ原温泉となったが、今でも白糸の湯、御殿の湯などと呼ばれ、時代と共に栄え、親しまれ続けている歴史的由緒ある落ちついた雰囲気の湯の里。温泉の泉質は弱アルカリ性単純泉温泉。温度42度〜45度。温泉の効能は神経痛、動脈硬化症、リュウマ、筋肉痛、腰痛、肩こり、関節痛など。
【開湯日】
奈良時代(詳細は不明)
【温泉の泉質】
弱アルカリ性単純泉温泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
42度〜45度 8.6のアルカリ性
美ヶ原温泉 アクセス
⚫️JR篠ノ井線➡松本駅➡BT➡美ヶ原温泉行➡約20分➡終点➡美ヶ原温泉
⚫️中央道➡岡谷JCT➡長野道➡松本・長野方面➡松本IC➡約20分➡美ヶ原温泉
⚫️名神➡小牧JCT➡中央道➡多治見・飯田 方面➡岡谷JCT➡長野道➡松本・長野方面➡美ヶ原温泉
⚫️JR新宿駅➡特急あずさ➡松本駅➡約15分➡美ヶ原温泉
⚫️バスタ新宿➡高速バス➡松本BT➡約15分➡美ヶ原温泉
⚫️JR新大阪駅➡東海道➡名古屋駅➡JR中央本線➡篠ノ井線特急➡松本駅➡約15分➡美ヶ原温泉
美ヶ原温泉 近くの観光スポット【四柱神社】
長野県松本市大手に、四つの神様が鎮座する四柱神社。明治時代神道として建立され、天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神の四つの神を祭神としていることから名称がついた。全ての願いがかなう願いごとむすびの神としても知られている。参道的な場所として女鳥羽川沿いにあるナワテ通りは栄えてきた。地元では、10月の例祭・神道祭から(しんとうさん)と呼ばれている。また地元では四柱を「しはしら」と誤読される傾向にある。