下諏訪温泉

長野県

江戸時代は五街道が整備され、中山道と甲州街道の交点するの宿場町として、また全国の武士の尊崇を受ける諏訪大社の門前町として栄えた下諏訪。そこに古い歴史を誇る下諏訪温泉がある。古事記には、諏訪大社上社の女神・八坂刀売神が下社に渡る際に、持っていた綿からこぼれた湯が温泉になったという綿の湯伝説の記述があり、開湯は約2000年前という説もある。現在の共同浴場旦過の湯の源泉は、鎌倉時代に寺湯として使われた歴史がありも残っている。20ヶ所源泉から毎分5100リットルもの湯量を誇っている。温泉の泉質は単純泉、硫酸塩泉など。温泉の効能はやけど、神経痛、疲労回復、皮膚病、関節痛など。昭和初期に建てられた新湯や、番台が残る菅野温泉など、古き良き時代の銭湯を偲ばせ建築物が風情を醸し出ている。

【開湯日】

 鎌倉時代(詳細は不明)

【温泉の泉質】

 硫黄泉、硫化水素泉、単純泉など

【温泉の温度】【源泉のpH値】

   60度      8.64の強アルカリ性

下諏訪温泉 アクセス

●JR中央本線➡下諏訪駅下車➡徒歩約10分➡下諏訪温泉
●長野道➡岡谷IC➡R20号経由➡約5km➡約10分➡下諏訪温泉
●諏訪IC➡車➡約25分➡徒歩15分 ➡下諏訪温泉
●新宿➡首都高➡中央道➡諏訪IC➡下諏訪温泉
●大阪➡阪神高速➡近畿道➡中央道➡岡谷IC➡下諏訪温泉

下諏訪温泉 近くの観光スポット【島木赤彦の歌碑】

明治9年に、長野県上諏訪町で生まれ、大正15年に胃癌で亡くなった和歌の作者で知られる島木赤彦。長野師範卒業後、小学校教員をしながら歌人として活躍し、大正3年上京後はアララギ編集に専念し、大正期を代表する歌人であった。諏訪に生まれ、諏訪に育った島木赤彦は、諏訪を愛し、諏訪湖を愛し、多くの歌を詠み、教育者としても多くの実績を残した、諏訪の偉人である。赤彦の歌碑は長野県内に二十数基あり、いづれの歌碑も赤彦の優しい自筆が魅力。

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