旧小坂町の町域、小坂川の支流大洞川沿いの山間部に存在する湯屋温泉。開湯は室町時代中期に遡り、約500年の歴史を誇っている。しかし観光案内などには、開湯は約300年もしくは約400年とされている古い湯治場であるのは間違いない。また斐太後風土記にも湯屋温泉の記述されている。温泉の泉質は含二酸化炭素-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、胃腸に効能が高いとされ、炭酸の含有量が7909mgの源泉もあり、日本一の炭酸含有量を誇る。かつては源泉を詰めサイダーが販売されていた。源泉を売りにして温泉だけに温泉街には飲泉場があり、自由に源泉を飲むことができる。また、一部の旅館では源泉を利用した鉱泉粥が料理も好評。温泉の効能は胃腸病、糖尿病、リウマチ、神経痛など。
【開湯日】
室町時代中期(詳細は不明)
【温泉の泉質】
含二酸化炭素-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
13度~15度 8.8のアルカリ性
湯屋温泉 アクセス
●飛騨小坂駅➡バス➡約10分➡湯屋温泉
●中央道➡中津川ICから車で約90分➡湯屋温泉
●養老鉄道➡池野駅➡タクシー➡約10分➡湯屋温泉
●JR高山線➡飛騨小坂駅バス➡約10分➡湯屋温泉
●中央道➡中津川IC➡下呂➡飛騨小坂入り口➡一般道➡約20分 ➡湯屋温泉
●長野道➡松本IC➡高山➡飛騨小坂入口➡一般道20分➡湯屋温泉
●JR高山線➡飛騨小坂駅➡湯屋温泉行➡バス➡湯屋温泉下車➡湯屋温泉
湯屋温泉 近くの観光スポット【小坂郷土館】
長い歴史の中で、昔の人々が守り育んだ独特の生活文化を今に伝える小坂郷土館。江戸文政年間に建てられた格式のある格式のある農家・清原家はじめ清原家は、木造2階建てで直径28cmの大黒柱や50cmにも及ぶ太梁には小坂特産のヒノキなどを使用。小坂町内に伝わる農器具、山林器具、調理道具など1,000点余りの道具には、年月を越えた歴史のロマンを感じさせてくれる。