川湯温泉の歴史は定かではないが、古くか利用されており、仙人風呂は江戸時代初期に入ってからと伝えられている。熊野川の支流である大塔川の左岸に共同浴場があり、そこら辺の川原を掘れば温泉が湧き出てくる。もちろん川の中にも湯が湧き出ており、川底から気泡が上がっている。骨の折れる作業ではあるが、自分だけの露天風呂造りを楽しむのも一興である。また川の流量が減少する冬場に、流れを堰止めて造る巨大な露天風呂「仙人風呂」がシンボルである。昭和32年(1957年)に厚生省告示第310号により、熊野本宮温泉郷の一部として湯の峰温泉、渡瀬温泉とともに国民保養温泉地に指定された。2004年(平成16年)に熊野三山が世界遺産に登録され、俄に脚光されるようになったが、温泉街は10数軒の温泉施設が点在し小ぢんまりとしている。温泉の泉質はナトリウム-炭酸水素塩、塩化物泉。温泉の効能は神経痛、糖尿病、胃腸病、糖尿病、痛風など。
【開湯日】
江戸時代初期(詳細は不明)
【温泉の泉質】
ナトリウム-炭酸水素塩、塩化物泉
【温泉の温度】 【源泉のph値】
65度~87度ほか 7.0中性
川湯温泉 アクセス
⚫️JR紀勢本線➡︎紀伊田辺駅➡︎バス➡︎本宮大社行➡︎1時間40分➡︎川湯温泉
⚫️新大阪➡︎特急JR紀勢本線➡︎紀伊田辺➡︎バス➡︎本宮行➡︎約1時間55分➡︎川湯温泉
⚫️名古屋➡︎JR紀勢本線特急➡︎新宮➡︎バス➡︎本宮行➡︎約60分➡︎川湯温泉
⚫️阪和道➡︎大阪松原IC➡︎南海湯浅道路➡︎御坊IC➡︎R42➡︎R311➡︎川湯温泉
⚫️近鉄八木駅➡︎本宮or新宮行➡︎バス➡︎約5時間➡︎川湯温泉
⚫️大阪➡︎阪和自道➡︎南紀田辺IC➡︎本宮大社➡︎R42➡︎R311号➡︎約90分➡︎川湯温泉
⚫️西名阪自道➡︎香芝IC➡︎R24➡︎R168➡︎川湯温泉
⚫️東名阪道➡︎伊勢道➡︎勢和多気IC➡︎R42➡︎新宮市➡︎R168➡︎川湯温泉
川湯温泉 近くの観光スポット【熊野本宮大社】
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社を合わせて熊野三山と云う。また全国にある熊野神社の総本山にあたる熊野本宮大社。三山の中でも取り分け古式ゆかしい雰囲気を、漂わせている聖地が熊野本宮大社です。奈良~平安時代にかけて熊野は仏教・密教・修験道の聖地ともなり、神=仏であるという考え方が広まった。