福山市の西部、大谷川沿いの静かな山間に位置する温泉。大正3年(1914年)に、本郷町を流れる大谷川の上流にある大谷鉱山で冷泉が発見された。これが本郷温泉の始まり、1960年代には12軒の旅館が栄えていたが、2016年までに全ての旅館が廃業した。当時は観光バスも多く来て、浴衣姿の人が沢山歩いたものだったが、現在は寂れてしまい一軒宿になった。また若い世代には、同じ福山市にいながら知られていない。一軒ある末吉旅館には、こじんまりした檜造の岩風呂があり、温泉は特徴のない無色透明な綺麗なラドン泉で、日帰り温泉も可能。JR山陽本線松永駅からタクシーで10分。温泉の泉質は単純弱放射能冷鉱泉。温泉の効能は高血圧、動脈硬化慢性皮膚病、慢性婦人病、リウマチ、痛風、慢性消化器、神経痛、胆石、関節痛etc。
【開湯日】
大正3年(1914年)
【温泉の泉質】
単純弱放射能冷鉱泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
15.7度 6.3の中性
福山本郷温泉 アクセス
⚫️JR山陽本線➡松永駅➡タクシー約➡10分➡福山本郷温泉
⚫️JR山陽本線➡松永駅から直線距離で3840m➡福山本郷温泉
⚫️JR山陽本線➡JR松永駅➡北➡約5km(タクシー➡10分)➡福山本郷温泉
⚫️トモテツバス➡小原線➡本郷温泉口下車➡徒歩数分➡福山本郷温泉
⚫️福山市&尾道市&府中市➡県道157号線➡本郷温泉口➡県道158号線➡福山本郷温泉
⚫️中国道➡福山西IIC➡R2➡県道48号➡北上➡インター➡約7km➡福山本郷温泉
福山本郷温泉 近くの観光スポット【竹原町並み保存地区】
昭和57年に国の選定を受けた保存地区。平安時代に、京都の下鴨神社の荘園として栄え、安芸の小京都とも呼ばれた。江戸時代後期には塩田業で栄え、往時の町並みが今でも残っている。頼春水・春風・杏坪の兄弟、また頼山陽ら、多くの優秀な学者も輩出され、最古の建物は元禄4年の建物で、妻入り、平入り、長屋型、高塀をもつ屋敷型など多種多様な建物が続く。