湯の川温泉は、北海道で最も古くから栄えた温泉地、湯治場。湯の川の語源は、 アイヌ語のユ(湯)+ペツ(川)の語源と伝えられており、ゆのかわの表記は「ゆの川村」として、寛永21年(1644年)の「正保古地図」に記されたのが文献記されている。歴史は諸説あり享徳2年(1453年)に、負傷した木こりが湧き湯を見つけ湯治して癒していたという説。また承応2年(1653)に松前藩主の九代・高広(幼名/千勝丸)が瀕死の病に冒され、治療も薬も効なく、日に日に悪化していった。ある夜、母の清涼院の夢に「松前城の東にある温泉に行けば、どんな病も治る」とお告げがあった。この温泉が湯の川温泉であり、 千勝丸を湯治させると、まもなく全快したという。藩は報恩のため、薬師堂を再建した。 湯倉神社の一角にひっそりと佇む石碑が往時を物語っている。日量7,000トン(毎分4,861リットル)以上の湯量を誇り、空港からは5分、函館観光をするなら最も好立地な湯の川で、函館の温泉郷として親しまれている。温泉の泉質はナトリウムー塩化物温泉 (中性等張性高温泉)。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関うちみ、慢性消化器病、痔疾、冷症、慢性皮膚病、慢性婦人病、切傷、火傷。
【開湯日】
承応2年(1653)
【温泉の泉質】
ナトリウムー塩化物温泉 (中性等張性高温泉)
【温泉の温度】【源泉のpH値】
57.6度 6.87の中性
湯の川温泉 アクセス
●JR札幌駅➡スーパー北斗➡千歳線➡室蘭本線➡長万部➡函館本線➡函館駅➡湯の川温泉
●札幌中心部➡札幌南IC➡道央道経由➡大沼IC➡R5➡函館市内➡R278➡湯の川温泉
●小樽中心部➡R5➡道央道経由➡長万部➡大沼IC➡R5➡函館市内➡R278➡湯の川温泉
●札幌中心部➡道央道➡大沼IC➡R5➡函館市内➡R278(札幌➡約5時間30分)湯の川温泉
●旭川中心部➡旭川鷹栖IU➡道央道経由➡大沼IC➡R5➡函館市内➡R278➡湯の川温泉
●苫小牧中心部➡道央道経由➡大沼IC➡R5➡函館市内➡R278➡湯の川温泉
●室蘭中心部➡道央道経由➡大沼IC➡R5➡函館市内➡R278➡タクシー約15分➡湯の川温泉
●洞爺湖中心部➡道央道経由➡大沼IC➡R5➡函館市内➡R278➡湯の川温泉
●JR函館駅➡バス➡松風町➡啄木小公園前➡競輪場通➡漁火通中央➡湯浜町➡湯の川温泉
●JR函館駅➡バス(3番乗場/95系統日吉営業所行or96系統函館空港行➡約15分➡湯の川温泉
●JR函館駅➡市電➡新川町➡千歳町➡千代台➡五稜郭公園前➡競馬場前➡湯の川温泉
●JR函館駅➡市電➡湯の川行➡約30分➡湯の川温泉下車➡徒歩7分
●函館空港➡バス➡湯川団地中央➡湯倉神社前➡熱帯植物園前➡約15分➡湯の川温泉
●函館空港➡バス(3番乗場)➡シャトルバス➡函館駅行➡湯の川温泉下車➡約3分
●JR東京駅➡東北新幹線➡新青森駅➡北海道新幹線➡約4時間20分➡新函館北斗駅➡シャトルバス➡JR函館駅➡タクシー約15分➡湯の川温泉
●青森青函フェリーor津軽海峡フェリー➡乗船➡約3時間40分➡函館フェリー➡湯の川温泉
湯の川温泉 近くの観光ガイド【函館市熱帯植物園】
ガラス張りで、多角形の園内には約300種3,000本の熱帯植物が植えられている。しかしここの熱帯暖地植物は栽培のみならずサルやシマリス・鯉・セキセイイン飼育している。特に特筆するのは、サル山温泉。屋外の運動場をのびのびと走りまわる約90頭ニホンザル。冬の間は温泉が入れられ、お湯につかってのんびりくつろぐ姿が話題を集めている。水の広場では池やジャングルジムで子供が遊べる。