今から200年も昔、眉山が崩壊してこの一帯は厚い土砂に覆われた。それ以来、雨季には土石流に襲われた。その後川原の片隅に黄金色の温泉がが発見された。この温泉を江東寺の住職・大心徹道和尚が、その湯を寺男に運ばせ自宅で入浴していた。ところがその効果が良く、新山の湯の評判が次第に高まった。明治25年(1892年)には土地所有者の松尾栄氏がここに湯地場を開いた。しかし大雨が降ると浴場が流されるなど苦労が多かったが、その後白須氏が引き継ぎ、70年ぐらい前から苑田氏が経営するようになり現在に至っている。温泉は含鉄泉だが、鉄臭や鉄味は感じず、見た目よりアッサリした温泉だ。温泉の泉質は含鉄泉。温泉の効能はアトピー性皮膚炎、婦人病、皮膚病、冷え性、肩こりetc。
【開湯日】
200年前(詳細は不明)
【温泉の泉質】
含鉄泉
新山温泉 アクセス
●長崎空港➡島原➡直行特急バス➡1時間40分➡新山温泉
●島原鉄道島原鉄道線➡島原港駅出口➡徒歩約17分➡新山温泉
●島原鉄道島原鉄道線➡島原船津駅出口➡徒歩約22分➡新山温泉
●島原鉄道島原鉄道線➡島原外港駅➡徒歩約16分➡新山温泉
●島原鉄道島原鉄道線➡島鉄本社前駅➡徒歩約31分➡新山温泉
●長崎県島原市バス➡停新山バス停➡29km➡徒歩約1分➡新山温泉
●島原鉄道島原鉄道線➡霊丘公園体育館駅出口➡徒歩約27分➡新山温泉
新山温泉 近くの観光スポット【秩父ケ浦】
島原港から南に約2kmにわたって、曲折に富んだ美しいこの海岸一帯を秩父が浦と云う。大正14年に秩父宮殿下がこの地を観光され、美しい景色を楽しまれ、秩父が浦と改称されました。昭和45年には島原半島県立公園にも指定された。寛政4年(1792年)の雲仙岳の火山によって、美しい稜線をみせていた眉山が大崩壊し、大量の土砂が城下町を埋め、海中になだれこみ空前の大惨事をおこした。