球磨川上流、3万本の桜で有名な市房ダムの東に位置する湯山盆地に湧く湯山温泉。中央を湯山川のせせらぎが流れ、市房山や奥椎葉方面への登山基地でもある。ここの歴史は古く、弥生時代から人々に利用されてきた。800mの地下より湧き出る温泉を適温に加熱して掛け流しで使用している。泉質は柔らかくて、ツルっとした無色透明の美肌効果高い。2005年(平成17年)には、温泉街の中心部の広場が完成し、足湯や飲泉を楽しむ湯客が多く訪れるようになった。温泉の泉質は単純アルカリ硫黄泉。温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病など。
【開湯日】
有史以前から存在・加藤清正公が汗疹を治したと伝えられる(詳細は不明)
【温泉の泉質】
単純アルカリ硫黄泉
【温泉の温度】【源泉のpH値】
38.0度 9.82のアルカリ性
湯山温泉 アクセス
●JR肥薩線➡人吉駅➡くまがわ鉄道➡乗換➡湯前駅下車➡タクシー➡湯山温泉
●くま川鉄道➡湯前駅➡バス➡湯山温泉行➡約25分➡湯山温泉前下車➡湯山温泉
●くま川鉄道➡人吉駅➡湯前駅下車➡定期バスorタクシー➡約20分➡湯山温泉
●延岡市➡R388➡水上村役場➡水の上の市場➡物産館➡湯山温泉元湯方面
●九州道➡人吉IC➡フルーティーロード経由➡約30分➡湯山温泉
●九州道➡人吉IC➡県道33号➡R388経由➡33km➡湯山温泉
●九州道➡人吉スマートIC➡R219➡サンロードシティ➡湯山温泉
●熊本空港➡リムジンバス➡約30分➡東町中央➡バス➡人吉停留所➡湯山温泉
湯山温泉 近くの観光スポット【市房山神宮里宮】
創建は昭和9年(1934年)、その由緒は古い市房山神宮里宮。市房山の中腹4合目に位置し、僧頼真によって普門寺は、湯前城の旧跡に再興され、相良氏から江戸時代を通して球磨郡内の寺院で再興の石高460石を給された。しかし天正10年(1582年)に、住僧盛誉が殺害され猫寺騒動で無住の寺となった。明治5年(1871年)に普門寺は廃寺となり、明治16年(1883年)に火災で全焼。昭和4年(1929年)、遥拝所跡地に里宮建立の機運が高まり、昭和6年(1931年)、県から神社建設の許可を得て、建設開始。昭和9年に完成。