日本最初の国立公園である霧島山麓から湧出する温泉水で、高熱の地下深くを伝ってくるため、地下の高熱によって溶かされた多くのミネラルが含まれている。その歴史は古く天保3年(1832年)に、当時の踊郷三体堂村字田方に住んでいた原田丑太郎が、ある晩神のお告げがあった。目覚めた丑太郎はお告げ通りに、田方川を遡り、7日目に上流の巨大な岩石の上から湧出する温泉を発見したと伝えられている。地元のみならず遠方からも治療のために訪れる人が絶えなく、飲用としても販売しており、カルシウムやナトリウム、マグ ネシウムなどのミネラル分が豊富。温泉は無色透明の関平温泉と、やや褐色の新床温泉の二つの湯が楽しめる。温泉の泉質は単純温泉。温泉の効能は胃腸病、火傷、切り傷etc。
【開湯日】天保3年(1832年)
【温泉の泉質】単純温泉
関平温泉 アクセス
⚫️九州道溝辺鹿児島空港IC➡︎R223➡︎霧島➡︎30分
⚫️JR霧島温泉駅➡︎霧島行きバス➡︎18分➡︎柳平下車➡︎徒歩15分
⚫️九州道横川IC➡︎県道50号➡︎R223➡︎霧島方面➡︎20km
関平温泉近くの観光スポット【新燃岳】
九州南部の霧島山中央部に位置し、今も多くの火口が噴煙を上げている新燃岳。ミヤマキリシマの大群落で、有史以降も噴火を繰り返している標高1,421mの活火山。三等三角点は山頂のカルデラ縁にあり、噴火口およびカルデラは鹿児島県霧島市域に位置し、カルデラは鹿児島県霧島市域に位置する。尾根筋は宮崎県小林市にまたがる。