霧島連山の西端、栗野岳の中腹にある一軒宿が栗野岳温泉。その歴史は古く、280年前の開湯と伝えれている。明治9年(1876年)の西郷隆盛も逗留し、温泉や狩りを満喫したらしい。4本の自家源泉は全て泉質が異なり、桜湯や竹の湯そして蒸し風呂の3つが完備。しかしそれぞれが敷地内の離れた場所に建っており、独立した浴舎になっている。すべて甲乙付けがたいので、どの湯がいかは一概に云えない。また鶏の丸蒸し(地獄蒸し)が名物。温泉の泉質は硫黄泉(低調性・弱酸性・高温泉)。温泉の効能は切り傷、婦人病erc。
<
【開湯日】
280年前の元禄・宝永年間頃(詳細は不明)
【温泉の泉質】
酸性単純硫黄泉(低張性・酸性・高温泉)
【温泉の温度】【源泉のpH値】
94.0度 2.31の酸性
栗野岳温泉 アクセス
⚫️JR九州肥薩線➡栗野駅➡バス➡いきいきセンターくりの郷ふるさと下車➡栗野岳温泉
⚫️JR九州肥薩線➡栗野駅➡タクシー➡約20分(徒歩約100分)➡栗野岳温泉
⚫️JR九州肥薩線➡栗野駅➡県道103号経由➡栗野岳方面➡車➡約15分➡栗野岳温泉
⚫️JR九州肥薩線➡栗野駅➡ふるさとバス➡約25分(タクシー➡約15分)➡栗野岳温泉
⚫️九州道➡栗野IC➡県道103号➡7km➡霧島アートの森➡栗野岳温泉
⚫️九州道➡栗野IC➡R268➡県道103号➡約7km➡約18分➡栗野岳温泉
⚫️鹿児島空港➡タクシー➡約30分➡栗野岳温泉
⚫️鹿児島空港➡特急バス➡大口or水俣行➡いきいきセンター栗野郷下車➡栗野岳温泉
⚫️鹿児島市中心部➡約1時間2分➡栗野岳温泉
⚫️鹿児島➡R268➡えびの市方面➡吉松庁舎➡鶴丸駅➡右折500m➡吉松温泉郷
栗野岳温泉近くの観光スポット【八幡大地獄】
霧島連山で最も古い火山と云われる栗野岳温泉。その裏手にある八幡大地獄。噴気口からは湯煙が黙々と立ち込め、硫黄の匂いもかなりしてくる。湯を触るとかなり熱く、雲仙地獄に似ている。ここには九州有数の面積を誇る噴気孔が存在し、栗野岳温泉の源となっている。明治9年頃,陸軍大将・参議の官職を辞めて,鹿児島に帰ってきた西郷隆盛が、鹿児島での日々に我慢できず愛犬を連れて,狩や温泉を楽しまれたという逸話が残っている。