温泉の歴史ジャパン

杖立温泉の歴史は古く、1800年もの昔に遡る。神功皇后が当時の新羅に出兵を行った際、亡くなられた仲哀天皇の御子を身ごもっていた。その時現れた白髪の老人が「これより東南に川を遡ると霊泉がある」と告げた。険しく続く山々越え、中龍頭に似た大きな岩...

球麿川と吉尾川の合流地点近くに位置する吉尾温泉。数百年前に鶴の一群が飛来し、その中に傷ついた一羽の鶴が、湧水で傷ついた体を癒すようにしていた。それを見た村人がそこを掘ってみたら、湯が湧き出たという伝説がある湯治場。その為か、別名・鶴の湯とも...

熊本県八代市日奈久（ひなぐ）町の街中に湧く、閑静な佇まいの日奈久温泉。その歴史は古く、室町時代の湯応永16年（1409年）約600年前に遡る。浜田六郎が、父の刀傷を癒そうと厳島明神に祈り、干潟から温泉を掘り当てたと伝えられ、孝行泉とも呼ばれ...

山鹿市街地より少し北、素朴な温泉情緒が人気を呼び、県内外からの湯治客が多く訪れる熊入温泉。約700年前の延元年間の頃、菊池武時公の家臣で、八幡弥四郎が発見したと伝えられている。天正年間(1573年～1591年)には、無料で入れる平湯として定...

菊池市街地から東へ約17km、阿蘇外輪山の北西部の標高500m～800mの間に位置し、阿蘇から湧き出した伏流水が、瀬となって流れる九州一の景勝地・菊池渓谷。その傍にある温泉が菊池渓谷温泉。宿は平成17年(2005年)に誕生した1軒宿で、比較...

熊本県玉名市小天にある小天温泉。明治元年(1868年)の創業以来源泉は変わらず、掛け流しの温泉。無味無臭の泉質で1日に何度入っても心地良い、体にも心にもやさしい温泉。ここは明治30年(1897年)に、夏目漱石も五高教授時代に訪れ、草枕の中で...

温泉がひしめく熊本県北に、平成12年(2000年)に開湯した亀乃甲温泉。同じ泗水町には辰頭温泉が有名だが、亀乃甲温泉は客の数も少なく、牧歌的なゆったりとした時間が流れている。この当たりは大体どこも鉄分・ラドンの豊富な黄褐色を帯びた炭酸水素塩...

熊本県泗水町にあり、合志川の畔に位置し、のどかな田園風景の中に佇む日帰り入浴施設が辰頭温泉。約40年前に前オーナーの奥様がここを掘れば温泉が出るという夢を見たことがきっかけだそうです。温泉は自家源泉2本を所有し、掛け流し温泉で、湯口の付近が...

熊本市の西部河内町船津の小さな漁港に面し、河内川の河口付近の有明海に面した所にあり、 周辺には数軒の温泉宿と公衆浴場が点在する河内温泉。対岸には島原湾を隔て島原半島の普賢岳を望める風光明媚な静かな温泉地。歴史は古く、江戸時代の熊本藩主細川氏...

清流・塩井川の上流、小国富士と呼ばれる美しい姿を見せる湧蓋山に抱かれた山川温泉。60年ほど前に集落の9軒で組合を作り、掘削したのが始まりだそうです。近くには、はげの湯温泉、丘の湯温泉、寺尾野温泉など歴史ある温泉が点在し、湧蓋山麓温泉郷を形成...